Citroen GSA-1981年式はここが腐る、錆びる-番外編


後日談-2
1999年2月1日

いきなり絶不調。キャブレター調整
 クーリングファンも交換完了して、さっそく試乗。相変わらずアクセルオフしたときのアフターファイア音は気になるもの、とりあえず動くようなので一安心。

 2、3日はそれなり走れていたんですが、数日後の夜、会社から帰宅しようと走り出すとエンジン絶不調に。始動は問題ないが、吹けない、力無いでとてもまともに都内を走れる状態ではなくなってしまいました。ミクスチャーが濃すぎるような感じで、排気にも黒い煙が混じります。アイドルもエンジンあったまると1500rpmから下がりません。

 なんでこんなにいきなり不調になるのか全然納得いきませんが、やっぱりオーバーヒートがまずかったのかも。とりあえず昔乗っていたClubを思い出しつつエアクリーナー回り外してキャブを調べたものの、ウェーバー製のキャブ(1220 Clubはソレックス製)で、見覚えのないバキュームラインがたくさん伸びていてあっさり挫折。とりあえず点火系のコネクタチェックとキャブの固定ネジ関係を増し締めだけしてみたものの、症状まったく変化なし。
 あっさり自力更生あきらめ、英田舎の新井さん経由で、吹上基地関係者が2CVやBXのキャブ調で絶賛の内田さんに依頼することに。

 咳き込むエンジンをだましだまし、なんとか基地までたどり着いて引き渡し。ついでに夜活参加。
 帰り、こばQ氏のBXで送ってもらう。さすがこばQ氏のスペコンBX、低い速度でも乗り心地素晴らしく、自分のXanとの差があまりにあるのでちょっとショック受ける。Xanも次はスペコンか。

 一週間後に完了報告受け、またまた夜活かねて引き上げに。とりあえず基地周辺をテスト走行。いやー感激。想像以上です。下から上までなめらかそのもの。何も文句のないできばえでした。おそるべしUCHIDA MAGIC。
 3速でも1500rpmからレッドまで淀みなく回ります。補機類の寿命が心配なので上はレッド手前でやめてますが、ほっとけば7000rpmまででも回りそう。燃費も都内メインで調整前6〜7Km/lだったのが、8〜9Km/lへ向上しました。頼んで大正解でした。

 内田さんに聞いたところ、フロートや、ニードルジェットの調整で3回もばらして組み直したとのこと。ご苦労さまでした。
 アフターファイアは排ガス対策用エアーポンプからのエアーと、穴だらけのエキゾーストが原因らしく、エアーライン塞ぐととまる。エアーポンプ自体もかなり音が出てるし、オルターネータのベアリングからも音がでてるとのことで、マフラー交換も含め、次回にすべて対策することにしました。
 現状はエアポンプから左右のエキパイに分岐させるT型コネクタ外して、エアポンプからのエアは大気開放。エキパイに伸びるホース2本は、内田さんが作ってくれたアルミ削り出しのプラグで塞いであります。

上記の症状から、排ガス対策済みのGSのマフラーがすぐ穴あくのは、エアーポンプからのエアーで排気管内での燃焼温度が上がるのが原因の可能性高いと思ってますがどうなんでしょうか。触媒内の燃焼温度上げるにはよくても、マフラーにはいいわけないと思います。

今回勉強したこと
●キャブ調整は信頼できるプロに頼むと、かなりシアワセになれる
●排ガス対策以前の設計のクルマに、排ガス対策するといろいろ問題でる

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